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Channel: レッツゴー!元日本洋楽研究会
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帰ってきた「パイレーツ・ロック」とジャニス・イアンの引退

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出演させて頂いたFM Cocolo「パイレーツ・ロック・リターンズ」

1月2日放送の同番組は、それはそれは楽しゅうございました。

番組オープニング・ナンバーだった

チェイスの「オープン・アップ・ワイド」が流れ

伊藤政則さんのこのナレーションがかぶると

懐かしさのあまり涙が出そうでありました。

 

『あの曲が あのアーティストが 僕たちの夜に輝きをくれた

君が夢を語り 僕は未来にときめいていた

あの夜を語ろう 音楽であの時代を語ろう パイレーツ・ロック』

https://www.youtube.com/watch?v=DlBg9AILZHg

 

2010年4月から7年間、364回、191人の音楽業界の方が出演してくれた

日曜夜9時からの2時間番組「パイレーツ・ロック」、

リタイア後の私が最も情熱を注いだ仕事でした。

 

順調だったし評価もされて、いつまでも続くと思っていたのに、

私の体調のせいで泣く泣く打ち切りを決めたのは2017年正月。

同時に会社「㈱日本洋楽研究会」も閉じることになり

「仕事人」としての私の人生はこの番組終焉とともに終わりを告げています。

 

あれから5年。

FM Cocoloの古賀さん、ディレクターの粟村さん、プロデュースの伊藤政則さん。

5年前とまったく同じ顔ぶれのスタッフと打ち合わせをしながら

「パイレーツ・ロック・リターンズ」の第一回の放送が実現し終了しました。

楽しくて面白くて笑えて満足した約30分でした。

 

 

 

次回9日は元ワーナーミュージックの(最近ではコマラジと夕刊フジで有名な)

藤倉克巳さんがフリートウッド・マック、AC / DC、ヴァン・ヘイレンを語ります。

お楽しみにと言いながら、一番楽しみにしているのはきっと私だ。

 

そして今日も聴くのはジャニス・イアンにしよう。

ジャニス・イアンは1月21日に15年ぶりのニューアルバム

「The Light At The End Of The Line」を発売し

合わせて行われる北米ツアーを最後に引退するという。

 

 

アルバム・タイトルがアルバート・ハモンドの曲と同じなのは

多分その曲をカバーしているのだろう。

それはともかく、

ジャニス・イアンは1966年のデビュー以来56年、今年で71才になる。

そろそろご苦労さまでしたでもいいかもしれない。

 

ジャニス・イアンにはいい曲がいっぱいある。

TVドラマ主題歌の「ウィル・ユー・ダンス」も「ラブ・イズ・ブラインド」も

映画「復活の日」の「ユー・アー・ラヴ」も一昨日聴いた「約束事」も、

或いは初期の「ソサエティーズ・チャイルド」も「17才の頃」も名曲だ。

でも今日はロバータ・フラックで有名になったジャニス詞曲のこれにする。

「我が心のジェシー」

シングルになったことがなかったので後に「冬の部屋」のB面にして発売した。

 

https://www.youtube.com/watch?v=H3Sg6kwpEfQ

 

ジャニス・イアンとの写真は、2011年1月、ビルボード東京。

この3年前に和久井さんの書いた私の評伝本に

ジャニスがコメントを寄せてくれたから

それを持って楽屋を訪れ、昔話をしている。

 

  

 

そのコメント文は

「ノリさん、私達の友情とお互いを想う気持ちがこれからもずっと続きますように。

二人を隔てる海がどれほど広くても、私はいつもあなたのことを想っています。

あなたの新たな人生が豊かで幸福に満ちていることを願って、心よりの愛をこめて」

(2008年6月5日)

という素敵なもの。

 

おそらく引退したジャニスとはもう会えないだろうけれど

もし会えたら私も「あなたの新たな人生が豊かで幸福に満ちていますように」

なんて言いたいと思う。ツアーで日本にも来ればいいのに。

 

 

 

 


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