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Channel: レッツゴー!元日本洋楽研究会
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相当いいぞ、マニックスのニューアルバム

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先週のイギリスのアルバム・チャートで

マニック・ストリート・プリーチャーズ14枚目のスタジオ・アルバム

「ジ・ウルトラ・ヴィヴィッド・ラメント」が初登場1位になった。

 

(日本発売9月10日)

https://www.sonymusic.co.jp/artist/ManicStreetPreachers/

 

マニック・ストリート・プリーチャーズ(=マニックス)は

1990年代のイギリスを代表したバンドで、現在も活動を続けている。

いや活動を続けているという表現は当たらないかもしれない。

今までも多くのアルバムがTop5以内にランクされてきたことを思えば、

今回の初登場No1は驚きでもなんでもない。

イギリスの、ベテランの、現役の、国民的バンドだ。

 

 

パンクの魂を継ぐスタンスでデビューした彼らを初めて聴いたのは

約30年前のアルバム「ジェネレーション・テロリスト」(1992年)だった。

 

 

まだ若い彼らを(可愛い)と思ったのを覚えている。

強い姿勢や歌詞での主張にクラッシュのDNAを見た気がしたからだ。

ライブでは「ワッツ・マイ・ネイム」やガレージランド」など

クラッシュのナンバーも演奏するものだから以降

私は勝手にシンパシーを感じていた。

 

このアルバムに「ステイ・ビューティフル」という好きな曲があった。

ギターがいい、ヴォーカルがいい、

”This is a culture of destruction” ”Destroyed by madness”

なんていう歌詞も良し。コーラスも含めてどこか私に

「ポリス・オン・マイ・バック」のクラッシュを思い起こさせた。

 

https://www.youtube.com/watch?v=hM_oov3dU6A

 

その後メンバーの自傷事件、失踪、死亡宣告などがあり、

それについて改めては書かないけれど

バンドは大きな困難を乗り越えてここまで来ている。

 

長い年月が経ってもそんなバンドの姿勢と歌詞の強さにブレはなく、

元々あったメロディとサウンドがこのところ際立ってきていて

今回のニューアルバムも私みたいな高齢者でも実に聴きやすい。

ベーシストのニッキー・ワイヤーはこのアルバムを

「クラッシュがアバの曲を演奏しているようなサウンド」と言っているそうだ。

発言をそのままには受け取れないにしても、

初期の荒々しいサウンドとはまったく違う次元にいる。

それと改めて思うのはヴォーカルのジェームス・ディーン・ブラッドフィールド

ヴォーカリストとしての技量の高さと元々の彼の声質の素晴らしさ。

 

 

そのニューアルバムから1曲聴いてみよう。

昔パンク、ハードロック系だったとは思えないサウンドと歌詞。

歌詞は詩であって、私にはまだ意味がよく理解できていない。

「The Secret He Had Missed」フューチャリング;ジュリア・カミング

 

https://www.youtube.com/watch?v=4Q3sDyp3mbo

 

マニックスは7月から現在もツアー中、

12月3日にウェンブリーアリーナをやる

<バンド・オフィシャル>

https://www.manicstreetpreachers.com/

 


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