2020年の新型コロナウィルスの流行は
第二次世界大戦のようにいずれ歴史の教科書に載ることだろう。
結局今年の外飲みは、2月を最後にしたまま年の暮れを迎えている。
忘年会は全部リモートになっているのだが
あれは声がかぶったり絵が固まったり個別の会話ができなかったり
なかなか思うように話ができないのが苛立つ。
この日は同期の平郡のへーちゃんと2人のリモート忘年会。
2人だとテレビ電話になるのでスムースだ。
いつものように他愛のない話が続く。
へーちゃんはこのところ断捨離の一環で
ギターなど価値のあるものを中心にメルカリで遊んでいる。
「ビートルズの『ブッチャー・カバー』
反応がないのでAIから14万600円にしたらどうかってアドバ
註:ビートルズの「ブッチャー・カバー」とは
「イエスタデイ・アンド・トゥデイ」という
アメリカ独自が制作したビートルズのアルバムのこと。
ジャケットの写真がグロテスクということで発売中止され回収にな
そのせいでコレクターの間では高値で取り引きされる超貴重盤にな
「そんなもん持ってたのか」
「『プリーズ・プリーズ・ミー』はすぐに売れたんだけど
フリートウッド・マックの貴重盤は全く売れないし
メルカリはいくらやってもレコード減らない」
「中古レコード店に持っていけば?」
「あいつら微妙に価値がわからなかったりするから」
註:「プリーズ・プリーズ・ミー」はデビューアルバム。
ゴールドとかブラックとかあるみたいだが私にとって
ビートルズのデビューアルバムは『ビートルズ!』
「あきらのYouTubeに写真シンクロさせたの見たよ。
『君といつまでも』の写真良かった」
https://www.youtube.com/watch?
「あれは、わざわざ江の島まで撮りに行ったんだ」
「え?持ちネタじゃないの?」
「なかなか合わないんだ。章はもう次に『ノー・ノー・ボーイ』や
『好きさ好きさ好きさ』
そんな曲にどんな写真が合うっていうんだよ」
「動画撮っちゃったら?」
「お前、簡単に言うなよ。ミュージックビデオじゃん」
キャロル、陽水、朝の散歩からうまいテイクアウトまで
井戸端会議は延々2時間以上続いた。
お互い旅行にも行けず外で飲むことも叶わない
高齢で基礎疾患を抱えた文字通り<同病相憐れむ>の2人だが
こうして友もただぼーっと生きてるだけじゃないことが確認できて嬉しい。
「お前はまだ若いから大丈夫だよ」とへーちゃん
「あのさ、74歳が72歳に若いって言ってたら笑われるよ」と私。
今日はへーちゃんがどんな絵をつけたらいいのかわからないという
その「好きさ好きさ好きさ」をゾンビーズではなくカーナビーツで聴こう
バンドの名付け親は星加ルミ子さん。
訳詞表記は漣健児さんとなっているが恐らくそれも星加さん。
「好きさ好きさ好きさ」カーナビーツ(1967年)
https://www.youtube.com/watch?
加橋あきらのYouTubeにこのインストバージョンが
アップされるのはいつになるのだろう。
昨夜はBS11で「GS I LOVE YOU~あの時君はすごかった~」をやっていた。
今年もGSのメンバーがずいぶん亡くなってしまった。
今後GSの再検証はもっと進んでいい。