数日前にこういう新聞広告を見た。
「クラッシュ ドゥ カルティエ」
CM動画もある
https://www.youtube.com/watch?
クラシックなフォルムとそこからの解放、
削ぎ落されたラインと有り余るエネルギー、
真面目さとちょっと羽目を外す感覚…
こうした相反するものを同時に主張しているジュエリー
なんだそうで。
ちらっと値段を見るとリングが25万円とか50万円とか100万
あまりに遠い世界の話なのでどうぞご自由になのだが
このコレクションのネーミングが「カルティエのクラッシュ」
しかも「CRASH」じゃなくて「CLASH」
どちらも衝突の意味の一般的な単語だからどうってこともないはず
広告見た瞬間はドキッとしちゃうわけですな。
しかも昨年このシリーズのパリでの発表イベントでは
「セックス・ピストルズ」と「ベートーベン」という2つの部屋を用意して
このジュエリーが持つ二面性をアッピールしたんだとか。
ピストルズを持ち出したかい。
さらにフランスのファンション・ショー界の大物とかいう
ミシェル・ゴベールというDJが
「クラッシュ ドゥ カルティエ」のために選曲したプレイリストまである。
その1曲めはCMにも使われているビリー・アイドルで、
他にブライアン・イーノ、坂本龍一、スリッツ、ニナ・ハーゲン
スコット・ウォーカー、セルジュ・ゲンズブールなど
結構ユニークなラインナップだが、
(お願い、ザ・クラッシュだけはやめて)と思って下まで見たら
最後のアフリカバンバータの前のブービーの位置に
しっかりと「マグニフィセント・セブン」が選曲されていた。
なんてこった。
その選曲でのBGMはスポティファイとアップルミュージックで聴
これはスポティファイ
https://open.spotify.com/
カルティエでクラッシュは聴きたくないのでリストから聴くのは
「アフリカン・レゲエ」ニナ・ハーゲン(1980年)にする
https://www.youtube.com/watch?
このアーティストのことは何回も書いている。
会ったこともライブを見たこともないけど好きだった。
40年前にこんな曲を日本でしかもシングル盤でも発売するなんて
私しかできなかっただろう、とこれは自慢の一つ。
もう一つ自惚れついでにLPの帯
『ギャグかファッションか、はたまた恐怖か!?
ベートーヴェンを超える感性と、ディートリッヒを上回る美貌。
巷の噂のニナ・ハーゲン、髪の毛逆立つ第二弾! 』
これも今でもお気に入りコピーだ。
他人の名前を使うのは本来はルール違反なのだが
「ツェッペリンもぶっとんだ!」のグランド・ファンクと違って
こっちは相手が歴史上の人物だからOKじゃないかな。
ビリー・アイドルよりニナ・ハーゲンの方がカルティエには合いますよ。