渋谷の再開発の中で一番やっかいなのが
JRの出口から246を越える歩道橋の架け替え工事で
まだ半ばのためにあったはずの上り階段がなかったり
不便ったらありゃしない。
先週「三漁洞」「白い暴動試写」と立て続けにそちらに行き
迷いそうになって身にしみてそれを感じてきた。
同じように下北沢の変貌にも戸惑うことが多い。
こちらは改札出口が変わっていることにまず戸惑い
街はランドマークとなる建物が少ない上に
商店街はどこも似ているので東西南北の方向感覚が狂う。
そんな中、スマホのナビを見ながら到着した
下北では結構有名な蕎麦屋「正音」
https://tabelog.com/tokyo/A1318/A131802/13166303/
先輩Yじさんの要望によりこの日は午後1時集合。
Yじさんとの飲み会は年令を重ねるに連れ
開始時間が少しづつ早まってきていて
昔は7時だったのが6時、5時、4時となり、遂に今回1時になった。
このまま進むと小原庄助さんになっちゃいそうだ。
私も似たようなもんだが、できれば4時がありがたい。
私が最初に到着すると左の方から中国語が聞こえる。
(咳をしてる人いないだろうな)と気にした私は
既に無意識な差別をしていたとは思うのだが
インフルエンザやはしかなどの感染症すべてに
特に注意しなきゃいけない身なので許して欲しい。
しかし、新型コロナウイルスによる差別は
海外特にヨーロッパでは中国人に限らず日本人を含む
アジア人全般に対しても発生しているらしい。
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2002/06/news018.html
この記事でも触れられているが
フランスの新聞Courrier picard紙は
「Alerte Jaune」や「Nouveau PeriI Jaune」という表現で報道し
人種差別反対論者たちから批判を浴びているという。
フランス語で「Jaune」は「黄色」だから
「Alerte Jaune」とはそのまま「黄色警報」という意味だ。
「Nouveau PeriI=New Peril」に至っては世界史の教科書に出てくる
120年以上も前の「黄禍論」なので、これはもう何をか言わんやだ。
差別されている黄色人種同士で差別が起きるなんて、、
じゃあ自分もトム・ロビンソンやクラッシュのように
「Rock Against Racism」運動ができるかと言えば正直無理だ。
クルーズ船での感染のニュースには暗澹とした気分になるくせに
下北沢「正音」でだし巻き卵をつまみながらお気軽に酒を呑む3人。
「やすらぎの刻~道」のジジイたちみたいだ。
解散はランチ終了の3時。
「闇の力(Power In The Darkness)」トム・ロビンソン・バンド(1978年)
「白い暴動」と並ぶRARの名曲