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Channel: レッツゴー!元日本洋楽研究会
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「AOR AGE presents ジェムズ& レアリティーズ」

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色々なアーティストのヒット曲がごった煮で並ぶ

コンピレーション・アルバムは資料やBGMには便利だけど

似たような曲目の企画が多くて「またかよ」なんてのもある。

 

<日本でヒットした洋楽=日本洋楽>であれば、

矢口清治さん監修のレーベルを超えた2枚組×8タイトル、

全344曲の「僕たちの洋楽ヒットDELUXE」で大体用が足りる

(これ、もしかしたらもう市場にないかもー)

 

http://www.344hits.com/

 

<AOR>と呼ばれるジャンルのコンピも山ほど出ている。

AORって、ボズ・スキャッグスとかボビー・コールドウェルとか

クリストファー・クロスとかシカゴとか、まあ、ああいうの・・。

正直な話、私は肌に合わないので苦手としているのだが

そんな私が最近知ったこのAORのコンピには拍手喝采だ。

 

「AOR AGE presents ジェムズ& レアリティーズ」

 

https://www.sonymusic.co.jp/artist/CompilationInt/info/496523

 

まずCD2枚組の全36曲をざっと眺め

「なんじゃこれ、知らない曲ばかりだわい」と思い

CDをかけながら資料や解説を読む・・。

 

シンコーミュージックから「AOR AGE」というムックが出ていて

そこの監修の中田利樹さんと編集の荒野さんがまず企画を立て

ソニーの佐々木さんとワーナーの道島さんに相談したとある。

最初から選曲は読者向けにコアでマニアックにということだったらしい。

私が知らないのも当然だった。

 

 

CDの36曲中12曲が世界初だったり国内初のCD化だそうだ。

とりあえず選曲見てくれます?


DISC 1

1

ホーム / ニールセン・ピアソン・バンド

2

ガールズ・ノウ・ハウ / アル・ジャロウ

3

トゥー・オブ・アス / ラムゼイ・ルイス&ナンシー・ウィルソ

4

イフ・アイ・ハド・マイ・ウィッシュ・トゥナイト / デイヴ・ロギンス

5

ヘルピング・ハンド / サンズ・オブ・チャンプリン

6

ヒア・アイ・ゴー(フォーリン・ラヴ・アゲイン) / フラニー・ゴールディ

7

ゼアズ・ア・ソング・イン・イット・サムホェア / ロージー

8

ガット・トゥ・ビリーヴ・イン・マジック / デヴィッド・ポメランツ

9

カミン・ホーム・トゥ・ユー / マイケル・フランクス

10

ホワイ・ノット・ミー / フレッド・ノブロック

11

パーソナリー / ジャッキー・ムーア

12

ドント・ウォーク・アウェイ / バッド・イングリッシュ

13

エンサージョ / ミゲール・ボセ

14

アイム・ジャスト・ア・マン / ダン・ヒル

15

ハヴント・ウィ・メット / ケニー・ランキン

16

ラーニング・トゥ・ラヴ・アゲイン / ポール・アンカ

17

アンナ / TOTO

18

タイム・アンド・タイム・アゲイン / マリーン

DISC 2

1

アイ・ゲット・イット・フロム・ユー / ペイジズ

2

ハヴ・ユー・エヴァー・ハッド・ザット・フィーリン / セシリオ&カポノ

3

ふたりだけの夜(スパニッシュ・ヴァージョン) / ロビー・デュプリー

4

マーサ(ユア・ラヴァーズ・カム・アンド・ゴー) / ガブリエ

5

DJイン・マイ・ライフ / ジョセフ・ウィリアムス

6

ビックス / エアプレイ

7

アムール / カール・アンダーソン

8

想い出は何処へ / ラッセル・ヒッチコック

9

ユール・ネヴァー・ノウ / ボズ・スキャッグス

10

マイ・ハート・ストップス / エリック・カルメン

11

ボーン・トゥ・ラヴ・ユー / ジョージ・デューク

12

アイ・ホープ・ユール・ビー・ヴェリー・アンハッピー・ウィズアウト・ミー / タヴァレス

13

見知らぬ人と / バリー・マニロウ

14

スピリッツ / ボビーダズラー

15

キープ・ユア・スマイル / イングランド・ダン&ジョン・フォード・コーリー

16

ユー・キャン・オールウェイズ・バイ・ハー・パールズ / ランディ・エデルマン

17

ウィ・ボウス・トライド / ビル・チャンプリン

18

愛の報酬(インストゥルメンタル) / スティーヴ・キプナー

 

企画に最初からかかわった人たちが

「できた~!」と喜ぶサマが目に浮かぶようだ。

そしてこういうこだわりは読者ユーザーの人にも伝わるに違いない。

こういうマニアックな企画がまだ成立するんだなあと、

こういうのが売れたらコンピレーションも

新しい世界が開くかもしれない、と。

 

CDを聴き終えて、

やっぱ私からは遠い音楽だと再確認しちゃったけど

これって日本企画の<日本洋楽>じゃん、だから私は応援する。

一言で言えば「エライ」 

捨てたもんじゃないなあ、若者(若くはないか)。

 

この「AOR AGE presents ジェムズ& レアリティーズ」

明日7月25日発売。

 

このCDに私が担当したアーティストが2人いる。

ビル・チャンプリンとミゲール・ボセ。

ビル・チャンプリンのアルバム「Single」には

「独身貴族」なんてタイトル付けた。

デヴィッド・フォスターのプロデュースだった。

日本で売れなかったのは私のせいだ。

 

 

ミゲール・ボセはね、前にも書いてるけどスペインのアイドル。

宣伝費かけまくって大失敗したのはもちろん私のせいだ。

そのミゲール・ボセの

「クライン・オール・ナイト(Ensayo)」(1980年)

デヴィッド・フォスターとジェイ・グレイドンのエアプレイのヒット曲をカバー。

アルバムは10インチのNU-DISKで発売し、

アルバム・タイトルは「太陽のマタドール」だった(笑)

 

https://www.youtube.com/watch?v=p19r2L4K0qI


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