8月8日、千葉のスタジアムでは
エアロスミスがB'sとやっているが
私は迷うことなくO-East のチープ・トリックに来た。
ますますでっぷり太ったリックとハグする。
ロビンは5年前と比べると少し絞ったかもしれない。
リックもロビンも会うなりリタイア生活を聞いてくる。
今年67才になるはずのリックが
「ノリオのハッピー・リタイアメントが羨ましい」と言う。
あれは本音だと思う。
何をどう楽しんでいるかを聞いてくる。
うまく説明できない。
「孫が2人できたよ」
「オレは6人になった」リック。
お世辞で「変わらないね」と言うと
「お前は髪の毛切って若くなった」
「at 武道館」本を渡す。
「コメントもらった本がこれだよ」
「どのくらい売れたの?」
「全然売れなかった。音楽ビジネスの人にしか」
「俺も音楽ビジネスだけど日本語は読めない」
中の写真を見て
「ノリオ、髪の毛が長い。この髪はどこにいったんだ?」
毛のことばかり言うなあ、ヒトのこと言えないだろう。
ロビンだってずっと帽子かぶったままじゃん。
そのロビンは
「この前はディナーをおごってくれたよね、今年は?」
「オレはリタイアリーだ」
「息子に会ってよ、背が5年前の2倍になったから」
確かに小さな少年だったロビン・テイラーはもう20歳で
180cmくらいある相当なイケメンに成長していた。
「覚えてないでしょ?」
「覚えてる、レコード会社の人だ」
ロビン・ザンダー・バンドでギターも弾いているそうだ。
ロビン・ザンダー・バンドでギターも弾いているそうだ。
「i-tunesに彼の<A Merry Christmas Everyone>って
曲があるから買って」と父親のロビン。
曲があるから買って」と父親のロビン。
妹がこれまた可愛い、11~2才くらいか、
将来は間違いなくモデルか女優だろう。
35年前、少女たちで埋め尽くされていた会場は男性が目立つ。
その後のバンドの評価ということなのか、嬉しい。
「Voices」を改めていい曲だなあと思っていたら
やっぱり「甘い罠」は盛り上がる。
死ぬまでロックンロールもカッコいいけれど
いつかリックがリタイアしたらゆっくり会ってみたい。
考えてみれば奇妙な縁がキッカケで知り合った
数少ない外国の友人の一人だし
リタイアした後でも変わりなく接してくれるバンドは
チープ・トリックしかいないと思うから。
「Voices」
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