フジオカフジヒコ
(大森フォーク酒場「風に吹かれて」にて)
藤岡孝章さん(ふじふじ)と嶋田冨士彦さん(しまちゃん)
フォーク界の異端と正統派で組んだユニットは
藤岡孝章さん(ふじふじ)と嶋田冨士彦さん(しまちゃん)
フォーク界の異端と正統派で組んだユニットは
西荻窪に続いて今回が2度目のライブ。
藤岡藤巻にしても藤岡藤巻without藤巻にしても
このフジオカフジヒコにしても
ふじふじの歌の根っこにあるのはアングラだ。よく誤解されるが笑えるからと言ってコミックソングではない。
情けないオヤジを登場させ演技させ
悲哀に満ちた毒ある社会批判を繰り返す。
悲哀に満ちた毒ある社会批判を繰り返す。
世の常識やルールを否定し
表現の自己規制から逸脱するところは
表現の自己規制から逸脱するところは
これはもう立派なアナーキーなパンクだ。
音楽の基本はパクリとオマージュとインスパイアと替え歌、
そこに今回セルフカバーが足された。オーマイガー。
古くは「ラシドの歌」を初めとしてレパートリーに替え歌は多い。
少なくとも(歌詞違いか?)と思えるほど似てる曲は多い。
少なくとも(歌詞違いか?)と思えるほど似てる曲は多い。
今回ユニットを組んだしまちゃんの作「55の夜」も
よく聞くと「15の夜」と似てる、よく聞かなくても似てる。
「三茶でチャチャチャ」は某家電量販店の歌と似てるし
「大阪へ飛ばされた男」はまさにそのまんまだ。
そしてセルフカバーの新曲はが紅白に出ることになった
あの曲の替え歌で某スポーツ選手への応援歌(?)。
誰の子?と、まあここには書けない。
もちろんアングラの場以外では歌えない。
それに対してこっちの曲は真に秀逸だった。
本当の自分の曲「いーよな若くて」のカバー
7年前のあの曲が「つらいよな若くて」として甦った。
年金も社会保障も削られネットや異常気象でストレスが増す
そういう時代を生きる君たちは「辛いよな先が長くて」と歌い
最後は「ごめんな先に死んで」と締める
この手法は「一人生前葬」でも使われる。
一人で自分の生前葬をして
自分の人生を褒めてあげるおじさんの話。
葬儀は彼が好んで使うテーマだ。
そしてまだ未完成ながらできあがった暁には
後世に残る曲になるのではないかと思わせてくれたのが
かつてボツ曲として捨てられた「ゴミが消えていく魔法」
主人公の「僕」は一つだけ魔法が使える。
有名マジシャンもミッキーマウスもハリーポッターもできない
家中のゴミを消すことができる魔法だ。
(君たちの出したいらないゴミや読んだ雑誌や
生ゴミやプラスチックを僕はすべて消すことができる)と。
またアンコールでは店のオーナーの
金谷あつしさんをステージに呼び
拓郎の「イメージの詩」を「イメージの宴」にすることなく
堂々と「イメージの詩 2013」という続編の新曲にして歌った。
ふじふじの創作意欲はさらに加速して
主宰する劇団「風に吹かれて」の第三回公演を発表。
8月31日、9月1日、7日と同じ「風に吹かれて」
じゃ、今日の歌は古いバージョンで
「いーよな若くて」
「いーよな若くて」
http://www.youtube.com/watch?v=MujNAh4L-Ec
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そして今晩はそのふじふじの「パイレーツロック」放送日
「ラジオで一回もギャグ言えなかったのは生まれて初めて」
とのこと、そのくらい緊張していたらしい。
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