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Channel: レッツゴー!元日本洋楽研究会
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「戦後ゼロ年~東京ブラックホール」

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友人たちと渋谷にて平日ランチ飲み12時半より。

 

 

乾杯もソコソコに先日放送された

NHKスペシャル「戦後ゼロ年~東京ブラックホール」

の話になる。

 

http://www.nhk.or.jp/special/blackhole/

 

1945年にタイムスリップした主人公が

焼け跡の闇市、ヤクザ、進駐軍、租界、食糧難、

隠匿、横領、裏切りの東京で1年間を過ごすという

ドラマ仕立ての1時間番組。

<予告編>

 

https://www.youtube.com/watch?v=xC0moIjpMAU

 

番組の年の3年後、1948年に生まれた東郷さん、

江川さん、私の3人にとって初めて知ることが多く

「NHK、よくやったね」の感想が全員から出た。

 

街の風景の記憶が幼稚園くらいからだとすれば

戦後7~8年経った1952~3年、私の家の近くに

さすがにもう空襲の跡はなかったような、、、気がする。

防空壕はあったけど。

 

私たち団塊の世代はまさに「戦争を知らない子共たち」で

戦争のことも戦後のことも、本や写真や番組などから

歴史の知識として学んだだけだから

この日の最若手1957年生まれの前さんなんかに語れるような

焼け跡の記憶はまったくない。

 

それと同じ生まれ年でも育った場所が重要で、

東郷さんはアメリカ人の少年と遊んだ記憶があるという。

江川さんは都電の246沿いを何回か引越ししたそうだ。

2人とも東京生まれなのでアメリカはそんなに遠くない。

千曲川と城址公園と田んぼで過ごした私は米兵を見たこともない。

 

番組は展示された資料や写真や本などと違って映像で

しかも着色してカラーにしているフィルムもある分

モノクロとは違う臨場感あるリアルな記録として頭に入ってくる。

刺激あるかなりの力作ではあった。

もしまた再放送があれば特に団塊世代にお薦めしたい。

 

旧日本軍の物資を横流しして財を築き権力を手に入れたり

いきなりGHQに尻尾を振った旧陸軍将校などの話もありながら

終戦のわずか3ヵ月後に銀座松坂屋の地下3階にできた

アメリカ軍専門のキャバレー

「Oasis of Ginza」ではフルバンドがジャズを演奏していた

なんて証言を原信夫がしている。

 

 

「洋楽だロックだとか言ってる我々の大本は実はあのへんなのよね」と

1948年生まれの3人は話した。

 

番組でイメージソングのように扱われた

「東京ブギウギ」笠置シヅ子

実際の発売は1948年

 

https://www.youtube.com/watch?v=6SfpSymF0MI


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