91才のトニー・ベネットから見れば
同じラヴィニア・フェスティバルの出演者の中でも
70才のカルロス・サンタナなんてまだハナタレ小僧だろう。
でもサンタナだって1969年デビューだからもうすぐ50年にな
その50年近いキャリアの中で圧倒的な代表作と言えるのは
グラミー賞で9部門を獲得し全世界で3000万枚も売れた
1999年のアルバム「スーパー・ナチュラル」だ。
シングル「スムース」はアメリカで3ヵ月間1位を続けた。
でも日本のハナタレ世代はサンタナと聞くとすぐに
曲なら「ブラックマジック・ウーマン」で
アルバムだったら「天の守護神」(1970年)となる。
世の中に流れた回数はこっちだしそれで全然OKだ。
へそ曲がりの私は2014年の「コラソン」が一番だし。
サンタナは「スーパー・ナチュラル」以降
21世紀になってさらに意気軒昂というか余裕というか
その次の「シャーマン」も全米1位、
ツアーも現役で今年もワールドツアーの一環で来日していた。
アルバムは去年「サンタナⅣ」を出したと思ったら今年はこれだ
「パワー・オブ・ピース」サンタナ&アイズレー・ブラザーズ
来週8月9日発売
アイズレー・ブラザーズとコラボしてスティーヴィー・ワンダー、
ビリー・ホリデイ、マーヴィン・ゲイ他の多くの名曲をカバーした
選曲もそうだけどヴォーカルとってるのが
ロナルド・アイズレーなので当然ソウル色が全面に出ている
アルバムの趣旨や参加メンバー、楽曲など詳細はここに詳しい
この15年~20年このタイプの名曲カバーアルバムが多い
気がする、なんとなく。
サンタナも最近のセットリストにはカバーが増えてるみたいだ。
ハナタレ世代が懐かしい曲をほしいているのかしら
それともいい新曲が生まれる時代じゃなくなったってことかな。
上記のサイトからサンタナの音は聴けるので
今日はそのロナルド・アイズレーで1曲。
彼はサンタナより年上、今年76才のまあ「少年」だな。
収監されていた刑務所を出所して
2010年に発売したアルバム「Mr.I」の中で
アレサ・フランクリンとデュエットしてたこれ
キャロル・キング作の「君のともだち」
翌年のグラミーにノミネートされた。