業績を決して鼻にかけることなく偉ぶらず、
温厚で謙虚で、飾り気のない自然な態度、
誰とでもきさくに友人のように接する。
見栄と虚勢と威圧の「巨匠」が多い中
三浦さんは人間的にも大きな正真正銘の巨匠だ。
写真家、三浦憲治さん「パイレーツロック」初登場。
40年以上に及ぶカメラマン人生で撮ったアーティストの数は
ハンパじゃない。
最初の仕事は箱根アフロディーテ
屋台の列に並んでいる外国人を撮ったら
そいつはピンクフロイドでベースを弾いていた。
ツェッペリンの初来は「平凡パンチ」の腕章を付け
武道館の一番前でほとんど撮らずに聴いてた。
あとで吉田弘さんに「これだけ?」と言われた。
好きなライブをアーティストのそばで見れて写真撮れて
ギャラまでもらえる(こんなおいしい仕事はない)と思った。
だからライブを撮る仕事が多かった。
サンタナ、ドノバン、クラプトン、クイーン、ドゥービー、チャカ・カーン、
ランナウェイズ、ジェフ・ベック、デヴィッド・ボウイ、ポリス
70年代後半からは邦楽も増えた。
松任谷由美、YMO、加藤和彦、忌野清志郎、井上陽水
福山雅治、奥田民生など。
収録の日の前夜も福山での矢沢永吉のライブだったそうだ
(矢沢永吉とは同じ歳、同じ町の隣の中学)
「自分から売り込んだことがない」
「楽しいことしてお金もらってきた」
巨匠なのに肩肘張らずあくまで軽やかだ。
この生き方、永ちゃんちゃんというより民生に近いかも。
民生も同じ広島出身。これも三浦さん。
民生も同じ広島出身。これも三浦さん。
前にも書いたようにうちの結婚記念写真は
三浦さんがまだ大御所になる前に撮ってくれたもの。
有楽町のスクランブル交差点で踊ってるやつ、
それは当然省略。
それは当然省略。