「チャボさん」とは
今回の仕事まで私はまったく接点がなかったため
<日本のロックの伝説を身にまとったカリスマ>
そのイメージだけが先行していて
最初にお会いする前は正直怖かった。
周りをいつもライブ前のようなピリピリした
緊張感が包んでいるんじゃないだろか?
繊細で感情の起伏が激しい人なんじゃないか?
大声あげたりするんだろうか。
もし嫌われたら半年間も仕事を続けられるのかな、
などなど
ところがそんなものはまったくの杞憂で、
初対面の時から「チャボさん」は
物静かで本当に優しい紳士だった。
毎回スタッフの一人一人と握手して
「よろしく」「ありがとう」と声をかける
気遣いのできる大人の男性がいた。
驚くほど洋楽を聴きこんでいて、
ロック一般についても英米問わず
私なんか及びもつかないほどの知識がある。
曲名がすぐに出てくるところが特にすごい。
64歳っていうけれど、近くで見ても10歳は若い。
64歳の頃のキースはシワッシワだった。
私ごときにも毎回「先輩」なんて握手してくれる。
だからこそ逆に、馴れ馴れしくならぬよう、
リスペクトを忘れず、不遜な態度を取らぬよう、
無礼な発言をしないよう、自分を戒めている。
残すところあと2~3回の収録で番組は終わる。
私もこの歳になっての初体験の数々、
いちいち感銘を受けることが多い。
さてその「チャボさん」=「仲井戸麗市」の
ステージ45周年アニバーサリー・ライブ
「MY NAME IS CHABO」が
共演
9月6日、渋谷公会堂で開催される
共演
加奈崎芳太郎、土屋公平、梅津和時、片山広明
CHABO BAND...早川岳晴、河村カースケ智康、DR.kyOn
古井戸~RC~麗蘭~ソロ~BANDの歴史を辿るらしい。
私は初めてチャボさんのライブを観る。
もしこの番組が始まる前に観てたら
さらにビビりあげて話ができなかったかもしれないと思う。
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今日聴くのはスライ&ザ・ファミリー・ストーンの
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今日聴くのはスライ&ザ・ファミリー・ストーンの
「ライブ・アット・ザ・フィルモア・イースト」から
「スライお好きでしたよね、もしよろしかったら」と
チャボさんにお渡したのはソニーからもらってた4枚組CD。
1968年に録音されたスライの初期の未発表ライブ音源。
「うわ、これは凄い」とメチャクチャ喜んでくれた。
7月22日発売のCDは収まるべき人の手に収まった。
7月22日発売のCDは収まるべき人の手に収まった。