実家のあるJR駅に貼られた告知板。
「バイクの乗り入れ」は論外にしても
「自転車で駅構内を通行する時は降りて下さい」の意。
いくらローカル線とはいえ
駅構内に自転車で入れるってことが珍しい。
どころか、私鉄には「サイクルトレイン」という
自転車をそのまま持ち込める電車もできたそうだ。
まあヨーロッパなら多くの電車が自転車を乗せられるので
こんな風景も珍しくはない。
イギリスの英語講師は毎年夏休みに電車を利用しながら
自転車でヨーロッパ各国を回っていると言っていた。
でも私の田舎の場合は
サイクリングなんていう悠長な話ではなく
その昔は公共交通機関が遅れていたために
自転車が唯一の移動手段で生活必需品。
どこの家でも子供たちは小学校に入る前に
必ず自転車に乗れるよう練習をさせられた。
校庭で自転車のルール教習もあった。
高校への通学もほぼ全校生徒が自転車だった。
5人家族の我が家には5台の自転車があった。
そのくらい自転車に馴染みある私でも
もう自転車は疲れる。
特にここ特有の空っ風の中は走れない。
冷たく吹き付ける強風はハンパじゃなく激しくて
とてもじゃないけど前に進めない。
東京と違って自転車をこぎながらスマホ見るなんて
誰もいない。それどころじゃないのだ。
ヨーロッパの自転車文化は理解するが