団塊の世代は今年でほぼリタイアする。
同窓会やOB会に共通する話題は
介護や家族や自分の病気の話が多いのだが、
私はその人がこれからどう生きていくかに興味がある。
個人業を営んでいる人を別にすれば
その話題に触れた途端に口ごもるタイプと
待ってましたとばかりに快活に話し始めるタイプの
大きくは2つに分かれる。
前者タイプはまだ前の世界をひきずっていて
「すっかりフリーになった」と言いながらも
「んで、何をするの?」と聞くと答えられない人が多い。
語弊があるのでここで独善的な分析は避けるが
このグループにはある一つの傾向がある。
(これは酒の席で話そうか)
先日、とある会費制の勉強会があった。
ブログなどで公開してはいけないそうなので
内容は書けないがその講義に痛く感動した。
講師は63才。
音楽業界と近いようで知っていそうで実は知らない
ビジネスの構造なんかまるで違うその業界に40年、
今も現役の彼の講義テーマは
「これからの**業界」
40年間の体験や価値観がまったく役立たない世界が
今このように既に始まっていると。
そこに私はこのようにかかわっていきたい、と。
音楽業界に言い換えるなら「メジャーの消える日」みたいな。
ある程度の知識はあった私も目からウロコのような
発想の転換話をしてくれた63才。
発想の転換話をしてくれた63才。
この日は講演後にちょっと挨拶して名刺交換しただけで
近いうちにできたら今度は個人的に話を聞いてみたい。
私は逆立ちしてもこの人のような革命家にはなれない。
だけど少なくとも退職したら何をしていいのかわからなくなった
混迷の団塊の話を聞くのより
混迷の団塊の話を聞くのより
アグレッシブに燃えているこういうオジサンの話の方がずっと楽しい。
今日は講義の中でこの人が口にした
「でも、私はどちらかと言うと壊す方が好きなんです」っていう話から
Destroyでなんか曲を思いだそうとした。
イギーポップの1973年のアルバム
「ローパワー(邦題;淫力魔人)」の1曲目
「サーチ・アンド・デストロイ」
明らかに後のパンクの原型がここにそのままある。
まったく売れなかった。
ピクリともしなかった。
自慢するとこのLPは家に2枚ある(サンプル盤だけど)。
担当Dは今じゃあり得ない磯田秀人さんだったので
「2枚下さい」と頼んでもらったものだ。
磯田さんもイギーポップも団塊の世代。
とりあえず「前者タイプ」ではない。
とりあえず「前者タイプ」ではない。