同名ミュージカルの映画化で
しかも主人公がフォーシーズンズだから
どう転んでも音楽映画なんだけど
映画館の客の顔が他の音楽映画と違う。
クリント・イーストウッド監督のせいか
平日の昼間に普通のオジサンとオバサンで
ほぼ満席に近い。
そして面白かった。
<ジャージ姿の少年たち>ではなくて
ニュージャージー州の少年たち。
60年代に「シェリー」「恋のヤセがまん」「恋のハリキリ・ボーイ」
「悲しき朝焼け」「悲しきラグドール」などのヒット曲がある
フォーシーズンズの物語。
無名の少年たちがトップスターの座をつかみ
嫉妬、借金、離婚、崩壊、解散の果てに
音楽でまた結びつく・・みたいな、ストーリーはありがちでも
フランキー・ヴァリだけの物語ではなく
メンバーのトミー・デヴィートのでたらめさ
ビジネス感覚のあるボブ・ゴーディオの作曲
名物プロデューサーのボブ・クルーなど
それぞれのキャラが立っていてわかりやすい
ヒット曲もいっぱい。
ソロの「君の瞳に恋してる」なんて
好きな曲ではなくても結構ジンとくる。
好きな曲ではなくても結構ジンとくる。
今年の来日公演に行かなかったのを悔やむ。
ミュージカルも観たくなる。
復活してからのヒット曲であるこの曲も
いい感じのシーンで使われている。
「愛はまぼろし」(1975年)