薄く冷房をかけながら
真夏なのに<ひねもすのたりのたり>
怠惰な引きこもりの一日を過ごしていると
体がなまって、飲んでも11時には寝られない。
「ニッポン戦後サブカルチャー史」を観る
NHK Eテレ 8月1日から(金)11時~全10回
作家・演出家の宮沢章夫が講師。
昨夜はその第4回「深夜ラジオと音楽革命 70年代(1)」
自分が通って来た道でもあるせいで
「オイオイ」と突っ込みたくなる箇所はあったのだが
やっぱり題材そのものが面白いから、
引きこもりじゃなくて、引き込まれた。
宮沢章夫なる人のトークで改めて思うのは
自分の意見を主張するのに大切なポイントは
結論を最初に「言い切る」「断言する」ことだ。
その上でそれを証明してみせるという技術と言うか順番、
それさえできれば少しくらい話の辻褄が合わなくても
多少滑舌は悪くたって誰でも講師になれる(言い過ぎか)
今回の講義の場合だと以前大滝詠一さんが言ってたという
≪日本のフォークの祖は1960年三橋美智也の『達者でナ』で
ピークは1972年吉田拓郎のアルバム『元気です』≫説。
これは英語なら<Be fine>と<I'm fine>にあたる≫のだと。
英語で<Be fine>って言うかい?なんてことより
まずは<日本のフォークの祖>なる曲を聴いてみようか
大滝さんは三橋美智也が民謡出身という事実の上に、
この歌が1960年発売で、1961年にジョーン・バエズの歌った
「ドナドナ」に歌詞の内容が近い(売られていく馬と牛の違い)
ことでこの歌を日本フォークの祖としたのだろうか。
この歌が1960年発売で、1961年にジョーン・バエズの歌った
「ドナドナ」に歌詞の内容が近い(売られていく馬と牛の違い)
ことでこの歌を日本フォークの祖としたのだろうか。
ただ、作詞の横井弘は田舎から都会へというテーマの歌を
他にもたくさん書いているので珍しいことではない。
むしろこの歌は中野忠晴という作曲家の方が面白い。
他にもたくさん書いているので珍しいことではない。
むしろこの歌は中野忠晴という作曲家の方が面白い。
wikiが正しいとするなら、戦前はポピュラーシンガーで
レスリー・サロニーというイギリスの歌手の歌をカバーして
「山の人気者」(1934年)の大ヒット曲を出している。
「ダイナ」や「六甲おろし」を最初に吹きこんだ歌手でもあるそうだ。
戦後は作曲家として「おーい中村君」(若山一郎)がこの人だ。
次の「アイヨ何だい三郎君」ももちろんそうだ。
(両方とも歌えるぞ)
大滝さんだったら中野忠晴をどう解説しただろう。
(両方とも歌えるぞ)
大滝さんだったら中野忠晴をどう解説しただろう。
「山の人気者」中野忠晴とコロムビア・リズムボーイズ
「達者でナ」の(ア~~オーラオーラ)と
「山の人気者」のヨーデル(ユーレイヒー)の世界は近い(断言して笑)
番組「ニッポン戦後サブカルチャー史」
来週第5回目のテーマは「雑誌ワンダーランド 70年代(2)」
「山の人気者」のヨーデル(ユーレイヒー)の世界は近い(断言して笑)
番組「ニッポン戦後サブカルチャー史」
来週第5回目のテーマは「雑誌ワンダーランド 70年代(2)」
(「モーレツからビューティフルへ」雑誌カルチャーが花開く。
「宝島」「ポパイ」「ホールアースカタログ」雑誌の誌面が物語る
生き方や思想をひも解く)
来週もナルホド~と思わせちゃうネタが出てくるかな。
暑いけどみなさん、達者でナ。今日はまだ涼しい方か。
暑いけどみなさん、達者でナ。今日はまだ涼しい方か。