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Channel: レッツゴー!元日本洋楽研究会
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飛べ!と言われてもちょいと無理

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ポール・マッカートニー&ウィングスが表紙の

「レコード・コレクターズ」6月号本日発売


今月号から3ヵ月間の「洋楽マン列伝」が私です。
和久井さんの「at武道館をつくった男」と内容はダブるんだけど
同じ人間なんでそんなにいくつも違うエピソードがあるわけもなく。
今月は<エアロスミスを飛ばせた男>ってタイトルがついてた。


取材の時に編集部で何十年も見ていなかった珍しい物を見せて頂いた。
「ニューミュージック・マガジン」1974年7月号


ここに「飛べ!エアロスミス」の中村とうようさんのレビューが載ってる。

≪イギリスに負けないハードロック・バンドがアメリカから現われた、
というのが売り込み文句。しかし(略)飛べ!と言われてもちょいと無理≫


この「飛べ!と言われてもちょいと無理」ってフレーズは、
その後のプローション・トークにずいぶん使わせてもらった。
点数も30点くらいと記憶していたが今回見たらなんと80点だった。
辛口評なのに結構高い点数をつけてくれてたんだなーと改めて知り
「とうようさんに酷評されたエアロスミスです」なんてトークに使ったことが
今さらではあるが申し訳ない気分になる。

また、まだ駆け出しディレクターの私にとっては、
担当した新人ハードロック・バンドの日本デビュー・アルバムが
<あの「ニューミュージックマガジン」誌上にとうようさんがレビューを
書いてくれて、しかもあろうことか自分の付けた邦題まで引用してくれた>
のは、当時としてはとてつもない喜びであり誇りであり、励みにもなった。
結局このことは御本人には言えないままになってしまったが。

洋楽マン列伝の来月はチープやジャニス・イアンやジューダスで、
その次はクラッシュがほとんどかも。


ところで、
この号の他の記事を読んでいたら
岡林信康のインタビューが面白く
(インタビュアー;天辰さん)
「アナザー・サイド・オブ・オカバヤシ」って言うアルバムが買いたくなった。
作詞家吉岡治とのコンビで人に書いた曲を本人がレコーディングしたもの。
五木ひろしの「北酒場」(細川たかしとは別曲)とか
石川さゆりの「夕焼けだんだん」とか。
お、これも今日発売だ。



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