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Channel: レッツゴー!元日本洋楽研究会
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エルダーマーケティングという名の飲み会

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「ご無沙汰しています、オリコンの記事を見ました。

一献傾けながらエルダーマーケティングについて
お話を伺いたいのですが」

後輩の人からの有難いお誘いを頂いて
久しぶりだよねと喜んで出かけた神楽坂。
ユーザーに戻っての6年間の体験から
酔いに任せて言いたいことを申し上げた。


話の具体的内容はここには書けないけれど
「エルダーマーケティング」とはいかにもビジネス用語、
「いかにして高齢者に財布を開かせるか」は簡単じゃない。
80兆とも100兆ともいわれるタンス預金のうち
老人が抱えているのは30兆円と言われている(らしい)。

春から始まった「孫の教育資金非課税」などは
的を得た施策と思うがそういう人たちに「音楽」を売るのは
簡単じゃないというより至難の技だ。

狙いは団塊を上限とする「アクティブ・シニア」層なのだろう。
ただ、団塊の世代は面倒くせーのだ。
<団塊にはビートルズと吉田拓郎を与えておけば良い>
それだけじゃあ800万人は動かない。
団塊世代は似て非なる色の粒子の集合体なのだ。

彼らをくすぐるキーワードは「自分(Indivisual)」だ。
孫を可愛いがるのも、今さらの家族旅行も同窓会も、
懐メロを聴いて昔の人のライブに出かけるのも
結局は金と時間を使って自分の人生(生命)の確認。

その意味で「定額制音楽配信サービス」こそが
本来は「アクティブ・シニア」向きと思われる。
個人のコンピレーションアルバムが作れるのだから。
でもカタログの充実と、このあっちもこっちも同じサービスの
戦国が終息するまでには4~5年はかかるかもしれない。
それにしても来る来るってオオカミ少年みたいな
スポティファイはいつ入ってくるのだろう

「Youtubeも始めるんだって?」
「ほら~、docomoのdヒッツが500円コース出したじゃん」
「月額500円くらいが適当なんだよ。」
「平郡も目黒もタワレコ行かなくなってアマゾンばっか。
しかも最近はそのCDすら邪魔になってきてる」

「でも野中さんたちは特別で普通のお年寄りは
そんなにパソコンを使ってないんじゃないですか?」

「何言ってんだよ、カミさんも野菜以外はほとんどネットだぜ」
「通販の市場規模は20兆円。日本のジジババのこれからの
買い物は全部ネットになるぞ、そこがメインの販売ルートだよ」
「大体営業はずっとアザールートとか言ってなめてただろう」
「CDショップは、これからはあってもジャンル専門店」
「もうさ、フィジカル(CD)も直販だけにしちゃえば?」
「音楽配信の会社が自分とこはメディアでもあるとか言って
そのうちに自社原盤で新人とか出してくるんじゃねーの?」

・・・・・・

え?そんなこと言ったかなあー。
言ってたとしても酔っ払いシニアの戯言ですよ。
失礼しました。






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