映画「レイルウェイ 運命の旅路」
コリン・ファース、ニコール・キッドマン、真田広之
実話に基づく映画(こういうのが最近多い)
真珠湾攻撃の直後のマレー作戦によって
日本軍がイギリスの拠点だったシンガポールを陥落させた時、
「マレーの虎」の山下奉文中将が
アーサー・パーシバル中将との降伏交渉の場で
「イエスかノーか」と迫ったエピソードのその後の話だ。
当時の記憶に苦しめられながらも、
妻と平穏な日々を送っていたエリックは、
鉄道を敷設するためにイギリス人捕虜に過酷な労働を強いて
そこで行われた虐待の加害者と被害者、
憎しみとトラウマを抱え込んだままの主人公が50年後
憲兵の拷問に加担した通訳と再会するという話。
最後の最後には赦すことになるのだが
「マレーの虎」の山下奉文中将が
アーサー・パーシバル中将との降伏交渉の場で
「イエスかノーか」と迫ったエピソードのその後の話だ。
***
第2次世界大戦時、日本軍の捕虜となり、
鉄道建設に狩り出された英国兵士と日本人通訳らの
実話を映画化したヒューマンドラマ。
鉄道好きだった英国軍兵士のエリックは、
シンガポール陥落時に日本軍に捕らえられ、
タイとビルマを結ぶ泰緬鉄道の建設現場で過酷な労働を強いられる。
当時の記憶に苦しめられながらも、
妻と平穏な日々を送っていたエリックは、
鉄道の建設現場にいた日本人通訳の永瀬が、
戦争体験を伝えるため今もタイに暮らしていることを知る。
***
鉄道を敷設するためにイギリス人捕虜に過酷な労働を強いて
そこで行われた虐待の加害者と被害者、
憎しみとトラウマを抱え込んだままの主人公が50年後
憲兵の拷問に加担した通訳と再会するという話。
最後の最後には赦すことになるのだが
そういう重いテーマのわりに伝わってくるものがない。
新しい事実や発見があるわけでもない。
掘り下げが浅くて意外と淡々と終わってしまう感じ。
イギリスではシンガポールやビルマなどの戦争と
その後の捕虜生活の話を歴史の授業で学ぶらしく
新しい事実や発見があるわけでもない。
掘り下げが浅くて意外と淡々と終わってしまう感じ。
イギリスではシンガポールやビルマなどの戦争と
その後の捕虜生活の話を歴史の授業で学ぶらしく
若い人でもこの時代の話は知識として知っている。
日本の高校は教えてるかなあと思いながら観た。
まったく視点を変えると、むしろこの映画の見どころは
日本の高校は教えてるかなあと思いながら観た。
まったく視点を変えると、むしろこの映画の見どころは
アクションやサムライ役ばかりと思っていた真田広之が
シリアスな性格俳優になっていることかもしれない。
セリフが重要な役なので英語がネイティブの人に
どう聞こえるのはわからないけれど
どう聞こえるのはわからないけれど
私には真田広之がこれで一皮むけたと見えた。
少なくとも、キャストの順番は
コリン・ファース(どうしたって英国王に見えてしまう)の次には
ニコール・キッドマンじゃなくて真田広之の方がふさわしい。