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Channel: レッツゴー!元日本洋楽研究会
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「アリュール・オブ・ザ・シーズ」の人々

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嫌われるの覚悟で言っちゃお。


日本のみなさーん、お元気ですかー?
寒いですかー?
インフルエンザ予防でマスクしてますかー?
ノロウィルスとかも大丈夫ですかー?

こちらは360度が真夏の海で~す!!




この「アリュール・オブ・ザ・シーズ」は
動くホテルとか動くビルどころじゃなく
動く街というよりこうなるともう
<動く都市>です。
ショッピングモールとエンタテインメント施設と
ホテルと劇場と多くのレストランとバーが
17階建ての中に全~部一緒になった感じ。
緑の多い<セントラルパーク>や遊歩道、
もちろんジムやプールやジョギングコース、
アイススケートリンクもあります。
ジャグジーは多分10個以上あるでしょう。

しかも今までのクルーザーよりずっと音と振動が少ないので
バルコニーの外さえ見なければ
寝ている時でもまったく動いているとは思えない静けさです。









クルーズ初日の夜はシアターでミュージカル「シカゴ」でした。


もちろん食事と同じようにここも入場料無料です。
食事は・・・コーヒー以外は美味しいです。
味付けがちょっと強いせいもあるかもしれないです。

今までのクルーザーとの違いは
明らかに≪三世代の客層を対象にしている≫ことです。
ジイチャンバアチャンと、ママパパと子供たちの
グループをよく見かけます。
これに限らずクルーザーは子供は無料ですからね。
キッズ用の食事、プール、シアター、ゲーム、プレイ室
なんとティーン・ディスコやパーティもあります。
待機児童なんて一人もここにはいません。

ヨーロッパ、カナダからの避寒客が多いそうです。
ただ、国別に分けるとしたら圧倒的に中国の人が多い。
経済以外に旧正月という時期も関係してるのでしょう。

それでも正直な話、、、
国際問題になるような発言は避けたいのですが
人数多すぎだからこそ食事のマナーが困っちゃうのです。
(もう少し小さい声で話すことはできないの?)
(食べ切れないのに何でそんなに皿に盛るの?)
果ては
(おいおい、ビュッフェで出ている料理の大皿ごと
自分たちのテーブルに持って行くのはやめようよ)



今朝エレベーターに乗ろうとした時
ドアを開いて待ってくれていた
ヨーロッパ系の老夫婦がいたので
私は「Thank You」と軽く言いました。

そしたらご主人がこう話しかけてきたのです。
「Thank You は日本語で<アリガト>だよね。
ポルトガル語でThank You は<オブリガード>と言うんだ」
「そうですね」
「日本語の<アリガト>と似てないかい?」
「似てますね」
「私は<パン>と同じで<アリガト>はポルトガル語が
オリジナルだと信じている。理由がわかるかい?
日本とポルトガルは昔から友だちだったからさ。」

最後にウィンクして「Have a nice day!」と降りて行った
あの80才前後と思われる紳士は
きっとポルトガルの人だったのでしょう。
わずかな接触でも、こういうのが旅は楽しいんです。

この船には今回76ヵ国の人が乗っているそうです。
中国の人も自国以外の人と
この老紳士みたいな接し方をすればいいのに
と、思ったのでした。

When in Rome do as the Romans do.




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