よくある「実話をもとにした映画」
今年のアカデミー賞作品「アルゴ」の流れにもあるし
アメリカ軍の威力誇示という点では
「ゼロ・ダーク・サーティ」にも通じる。
今回は拉致された1人の船長を救出するために
戦艦3隻に特殊部隊のSEALまで動員したアメリカ海軍。
確かに海賊は悪い。
頻発していたようだし<勧善懲悪>に異存はございません。
悪いヤツはやっつけないといけません。
だけど、何故ソマリア沖に海賊がいるのか
そういうあたりが描かれていないから(常識なのかな)
インディアン討伐の西部劇と変わらぬ<アメリカの正義>が
この映画にも貫かれている。
この映画にも貫かれている。
痩せこけた海賊はジャック・スパロウみたいにはカッコよくない。
映画なんだからと言ってしまえばそれまでで
どうにも後味が悪い。
実話をもとにしているから余計そう感じるのかもしれない。
同じ海の話なら虎と一緒に漂流する映画の方がまだいい。
ただ、しつこいけどこれでも「清州会議」よりは映画として良いよ。
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ただ、しつこいけどこれでも「清州会議」よりは映画として良いよ。
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