バンド「ハート」のアン&ナンシー姉妹の
ドキュメンタリー映画がアマゾンで計画中とのこと。
恰幅のいい黒髪が姉のアン・ウィルソン(Vo)、
金髪の美人が妹のナンシー・ウィルソン(G)
ナンシーは来年頭に初のソロ・アルバムを発売するらしく
(アンはソロアルバムは2枚出している)
来年はハートとしてのツアーも予定しているらしい。
基本的にはハードロックで、
特にアンのヴォーカルは「女ロバート・プラント」
1976年のデビュー作「ドリームボートアニー」
2012年の15枚目のアルバム「ファナティック」
珍しいほどの長命だ(姉妹以外のメンバーチェンジは日常茶飯事だが)。
EPICが一時期ハートを扱っていたこともあり
私は4作目の1978年「ドッグ&バタフライ(全米17位)」と
5作目で1980年の「ベベ・ル・ストレンジ(全米5位)」
1979年の初来日は「ジャパンジャム」
江ノ島と京都伏見桃山城跡で行われた、ビーチボーイズ、
サザン・オールスターズ、ファイアーウォール、TKOとの野外フ
桃山城キャッスルランドではハートの演奏中に
ゲリラ豪雨によって屋根がステージ上に落下する事故も起き
その後もバンドは4回来日している。
ただ、アメリカでも日本でも人気のバンドだったのに
私はどうもイマイチのめりこむことができなくて、
それは激しいロックをやっているにもかかわらず
どこか健康的なロックで毒がないというか、
ランナウェイズやバングルズのような危うさもなく、
たとえれば「オーガニック感」
何の根拠もないのだが、本拠地のシアトル、バンクーバーあたりが、
NYを中心とする東海岸とも違い、LA、
微妙なエリアのせいなのかもしれないと思ったりもする。
同じような香りは同じ地域をベースにしていたラヴァーボーイにも
あのバンドもどこか健康的なんだな。
まあそんなハートは2013年に「ロックの殿堂」入りを果たし、
2015年に殿堂入りしたジョーン・ジェット&ザ・
2016年に殿堂入りしたチープ・トリックとロック殿堂入り3組で
その2016年に「Rock Hall Three for All」ツアーをやっている。
私はこんなパッケージツアーなら日本でもOKと思うのだが、どんなものだろう。
女ロバート・プラントの姉ちゃんアンは今年で70才、
まるで森の妖精のようだった妹ナンシーも66才、
ナンシーは「あの時ペニーレインと」のキャメロン・クロウ監督と
今はFOX-TVの音楽責任者として「Glee」などを手掛けた
ジェフ・バイウォーターと結婚している。
しかし、思い出しても20代の頃のナンシーは可愛いとかのレベルを超え
恐ろしいほど美しくて、担当者なのに来日中も話すのはマネージャーとバンドだけ
ナンシーとは最初に握手できたかどうか。もちろん一緒に撮った写真もない。
今日は「バラクーダ」「ネバー」「ジーズドリームス」
話の流れで同じ香りがしたと書いたラヴァーボーイの
ヴォーカル、マイク・
映画「フットルース」の劇中歌で全米7位まで上がった
「パラダイス~フットルース愛のテーマ」(1984年)
エリック・カルメンの作だ
https://www.youtube.com/watch?
と、元気ハツラツなハートも、映画はいかがなものだろう。