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Channel: レッツゴー!元日本洋楽研究会
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バンド「ハート」が元気

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バンド「ハート」のアン&ナンシー姉妹の

ドキュメンタリー映画がアマゾンで計画中とのこと。

 

https://deadline.com/2020/11/heart-ann-wilson-reveals-bands-biopic-being-produced-at-amazon-1234622720/

 

恰幅のいい黒髪が姉のアン・ウィルソン(Vo)、

金髪の美人が妹のナンシー・ウィルソン(G)

ナンシーは来年頭に初のソロ・アルバムを発売するらしく

(アンはソロアルバムは2枚出している)

来年はハートとしてのツアーも予定しているらしい。  

 

基本的にはハードロックで、

特にアンのヴォーカルは「女ロバート・プラント」なんて呼ばれていた。

1976年のデビュー作「ドリームボートアニー」全米7位を皮切りに

2012年の15枚目のアルバム「ファナティック」が全米24位にランクされるなど

珍しいほどの長命だ(姉妹以外のメンバーチェンジは日常茶飯事だが)。

 

 

 

EPICが一時期ハートを扱っていたこともあり

私は4作目の1978年「ドッグ&バタフライ(全米17位)」と

5作目で1980年の「ベベ・ル・ストレンジ(全米5位)」を担当している。

 

 

 

1979年の初来日は「ジャパンジャム」

江ノ島と京都伏見桃山城跡で行われた、ビーチボーイズ、

サザン・オールスターズ、ファイアーウォール、TKOとの野外フェスだった。

桃山城キャッスルランドではハートの演奏中に

ゲリラ豪雨によって屋根がステージ上に落下する事故も起きた。

その後もバンドは4回来日している。

 

ただ、アメリカでも日本でも人気のバンドだったのに

私はどうもイマイチのめりこむことができなくて、

それは激しいロックをやっているにもかかわらず

どこか健康的なロックで毒がないというか、

ランナウェイズやバングルズのような危うさもなく、

たとえれば「オーガニック感」みたいなものだったと思う。

 

 

何の根拠もないのだが、本拠地のシアトル、バンクーバーあたりが、

NYを中心とする東海岸とも違い、LA、サンフランシスコの西海岸とも言い切れない

微妙なエリアのせいなのかもしれないと思ったりもする。   

同じような香りは同じ地域をベースにしていたラヴァーボーイにもあった。

あのバンドもどこか健康的なんだな。

 

まあそんなハートは2013年に「ロックの殿堂」入りを果たし、

2015年に殿堂入りしたジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツ

2016年に殿堂入りしたチープ・トリックとロック殿堂入り3組で

その2016年に「Rock Hall Three for All」ツアーをやっている。

私はこんなパッケージツアーなら日本でもOKと思うのだが、どんなものだろう。

 

 

女ロバート・プラントの姉ちゃんアンは今年で70才、

まるで森の妖精のようだった妹ナンシーも66才、

ナンシーは「あの時ペニーレインと」のキャメロン・クロウ監督と離婚、

今はFOX-TVの音楽責任者として「Glee」などを手掛けた

ジェフ・バイウォーターと結婚している。

 

しかし、思い出しても20代の頃のナンシーは可愛いとかのレベルを超え

恐ろしいほど美しくて、担当者なのに来日中も話すのはマネージャーとバンドだけ

ナンシーとは最初に握手できたかどうか。もちろん一緒に撮った写真もない。

 

 

今日は「バラクーダ」「ネバー」「ジーズドリームス」とかじゃなくてこれにする。

話の流れで同じ香りがしたと書いたラヴァーボーイの

ヴォーカル、マイク・レノとのデュエット

映画「フットルース」の劇中歌で全米7位まで上がった

「パラダイス~フットルース愛のテーマ」(1984年)

エリック・カルメンの作だ

 

https://www.youtube.com/watch?v=Yc40EasXz18

 

と、元気ハツラツなハートも、映画はいかがなものだろう。


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