大みそかの「紅白歌合戦」の出場者が発表になったと
モーニングショーがやっている。
昭和の紅白世代には今の紅白はほとんど興味の外ではあるのだが
それでもフロントが2人になった「BABY METAL」は見てみたいのと
「GReeeeN」が顔だししないでどう出るのかは気になる。
それと「香水」の瑛人が選ばれて
歌詞の「ドルチェ&ガッバーナ♪」はどうするのと思ったら、
どうもそのまま歌うらしい。
そうだよな、あの部分の歌詞を変えたら意味ないし。
NHKでは商品名の入った歌は歌えないということで
まことしやかに伝えられている
山口百恵が「プレイバックPart2」の「真っ赤なポルシェ」を
紅白では「真っ赤な車」に変えて歌った、というのは誤報で
そのままポルシェと歌っていたという。
でもかぐや姫が「神田川」に出てくる「24色のクレパス」を
「24色のクレヨン」に変えるように要請されたために
冗談じゃないと出演を断ったという話は真実のようだ。
私が宣伝マン時代に体験した<NHKオンエアNG曲>は2曲あった。
1曲はポール・サイモン「僕のコダクローム」(1973年)
3枚目のソロアルバム「ひとりごと」からのシングルカットで
全米2位まで上がっている。
これはまあ商品名がタイトルでもあり、サビもコダクロームなので
プロモーションマンの私も最初から諦めていたが
次のこれには驚いた。
「さよならを教えて」フランソワーズ・アルディ
1968年の作品、日本でヒットしたのはポール・サイモンと同じく
担当ディレクターは高久さん。
この秀逸な邦題には邦題反対派も納得するだろう。
原題「Comment te dire adieu」
NHK「この曲はNHKでは放送できません」
私「なぜですか?」
NHK「クリネックスって歌ってるので」
カバー曲なのだが、アルディ盤の作詞はゲンズブール。
パイレックスという耐熱ガラスの商品名もクリネックスと韻を踏ん
納得できなかったけれど諦めざるをえなかった。
今でもNHKではこの曲オンエアNGなんだろうか?
そうではないことを願いたい。
ドルチェ&ガッバーナがいいならクリネックスもいいんじゃないのかね。
「さよならを教えて」フランソワーズ・アルディ(1973年/日