「天守閣」を「夏休み新聞」のテーマにしたいという
小5少年との約束を守って2人で来ました、鶴ヶ城。
彼の最初の希望だった犬山城は
今は改修工事中でシートで覆われているそうで
それなら松本城はどうかと提案したのですが
そこは外から見たことがあるというのでここになりました。
東京駅で駅弁を買って
8時発のやまびこ175号に乗り込みます。
「東北新幹線は初めて。でもE5系の方が良かったな」
「郡山ってどうして『ぐんざん』じゃなく『こおりやま』なの?」
「磐越西線はどう読むの?」
乗ってすぐに漫画「戊辰戦争」を読む少年。
東京~郡山と同じくらい郡山~会津若松間は時間がかかり
家から会津若松駅まで計4時間、それだけで疲れます。
しかも外、めちゃ暑いです。
飯盛山から観ることにしました。
「あのへんが燃えていたんだね」
「あの棒の向こう側にお城が見える」
「白い虎って書いて、どうして『びゃっこ』なの?」
「アイスクリーム食べたい」
鶴ヶ城は想像より広くて
天守閣までかなり歩きます。
観光客はまばらというよりガラガラです。
「お城の中に入るの初めてだけど外より涼しいね」
「『戊辰戦争』でこんなにボロボロにされたんだあ」
「長岡藩のガトリング砲ってすごいね」
「松平容保って、ちょっと中丸くんに似てる」
「あ、白虎は西の守りって書いてある!」
「京都もそうだよ、昔の中国の考え方でね。
会津藩は年令で隊を分けてておじいさんの部隊もあった」
「白虎隊の刀って細いんだね」
「子供だもの」
駅前でラーメン食べながら
「学校の作文や発表の時は『じーじ』じゃなく『そふ』だからね」
「わかった、どういう字を書くの?」
「祖父」
少年と祖父の夏休み終盤旅は、楽しいけれど疲労の極致でした。
さすがに鶴ヶ城関係の洋楽曲はありませんので
「花の白虎隊」橋幸夫(1961年)
https://www.youtube.com/watch?
三田明に「燃ゆる白虎隊」(1965年)という似た曲調の歌があったり
同じ年に舟木一夫も白虎隊を歌っていたことなど意外と知ら