アメリカのグラミー賞の結果が
これほど日本のTVのニュースで扱われたのは
かなり珍しいんじゃないだろうか。
たとえそれが「日本人で村井邦彦の息子のヒロ・ムライが受賞」
の視点であっても、映画の「ボヘミアン・ラプソディ」
今まで洋楽聴いていない人の洋楽への興味の入口になるなら喜ばしい。
ただ、今年はグランプリとも言える主要4部門のうちの
「Record of the Year(最優秀レコード賞)」と
「Song of the Year(最優秀楽曲賞)」を獲得した
「ディス・イズ・アメリカ」のチャイルディッシュ・
主役だったことは間違いない。
特にラップの曲が「Song of the Year」に輝いたのは
グラミー史上初というから誰が何冠獲得したかなんてことより
「ついにラップが」と、その方が本来はニュースのはずなので
その意味ではここの書き方が一番冷静じゃないかと思う。
とはいえ、ヒロ・ムライ監督のビデオは凄い。
去年この曲が全米No1になったのも
衝撃のビデオの力が大きかったと思える。
さすがに日本のTVニュースではこのシーンは流れなかったが
ここまでメッセージが強烈なインパクトのPVの記憶は、私にはない。
しかもこれがグラミー賞でも最高の賞を獲得したわけで
Youtubeの視聴回数もすぐに5億回に届くと思う。
https://www.youtube.com/watch?
いやはや、ドレイク、ケンドリック・ラマー、レディー・ガガ、
グレタ・ヴァン・フリートも
賞は獲ってるのにすっかり影が薄くなってしまったわい。
それとまったく関係なくて偶然なんだけど、ふと
昨年日本で大ヒットしたDA PUMPの「USA」とこの「Thi is America」が
5月5日と6月6日というほぼ同じ時期の発売だということに気づいた。