のっけから宮崎信奉者の方には申し訳ないが
私はジブリは「それほど」な人間だ。
映画館まで行ったことは(たぶん・・・)ない。
映画館まで行ったことは(たぶん・・・)ない。
でも今回のジブリ作品「風立ちぬ」が賛否両論で、
というより私の周りでは否ばかりなのと
日本の戦闘機に関してこのところ調べていることもあり
確かに今までのとずいぶん色合いが違う。
夏休みなのに空席もあり当然子供はいない。
だけど<スタジオジブリ第〇作>として観ないで
普通に一本のアニメ映画として観たら
なかなかいいんじゃないでしょうか。
裏読みとか面倒くさいのが嫌いな人なら
素直に恋愛映画としても観られるだろうし
戦争の悲惨さ、反戦への誓いなんて見方もできるだろう。
だけど、それだけじゃなくて
謎かけと言うかマージャンで言うところのヒッカケが
あちこちにあるような気がするのよね~。
大体が「堀越二郎と堀辰雄に敬意を込めて」だよ。
そもそもこのポスターにしてもモネとポール・ヴァレリーに
敬意を込めた堀辰雄へのオマージュみたいな。
「魔の山」はトーマス・マンだろうし、謎の男カストルプは
多分ゾルゲのイメージなんだろう。
戦闘機という兵器の技術者の恋人は結核。
「生と死」とか「戦争と平和」とか
解釈講釈好きの人には格好の映画と思われる。
私は語らない。
小ネタで「タバコはチェリー」「お菓子はシベリア」
「仕事で使うのは計算尺」なんてところに反応してた。
タバコと言えば、喫煙シーンが多いと
禁煙学会がクレームを入れたのに対し
支持やら批判やらで喧々諤々らしい。
「時代劇は銃刀法違反を助長するものか?」などなど。
ったく、どうでもいいよと思っていたが、ふと疑惑が生じた。
喫煙シーンは必然というより意識的なんじゃなかろうか。
どうもこのアニメ映画、一筋縄では行きそうにもない
夏休みはお盆を過ごした群馬のことばかり書いてきたが
ゼロ戦生みの親、堀越二郎は藤岡市の出身。
だからどうってことはないけれど
前半の田舎風景は当時の藤岡ということになろう。
前半の田舎風景は当時の藤岡ということになろう。
ついでに言うと、「ゼロ戦」は海軍の主力戦闘機
陸軍の「隼」を生んだのは太田市の中島飛行場だ。
そしてもうすぐ前橋育英の準決勝試合が始まる。
おーちょうどその時間だ。