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Channel: レッツゴー!元日本洋楽研究会
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チャーチルの決断

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公開がもうすぐ終わりそうなので慌てて観てきた。 

「ウィンストン・チャーチル~ヒトラーから世界を救った男」

 

 

第2次世界大戦初期、ナチスドイツによってフランスが陥落寸前にまで追い込まれ、

イギリスにも侵略の脅威が迫っていた。

連合軍が北フランスの港町ダンケルクの浜辺で窮地に陥る中、

就任したばかりの英国首相ウィンストン・チャーチルの手に

ヨーロッパ中の運命が委ねられることに。ヒトラーとの和平交渉か徹底抗戦か、

究極の選択を迫られるチャーチルだったが……。

http://www.churchill-movie.jp/

 

1940年5月の4週間だけ

しかもチャーチルのまわりだけを描いた映画なので

いいところは、まずわかりやすいこと。

そして何よりチャーチル役のゲイリー・オールドマン、良い。

これでアカデミーの主演男優賞を取ったけど

賞を取ろうが取るまいが良いと言うより凄い演技だ。

 

「暴れん坊将軍じゃねんだから」と言いたくなるような

地下鉄のシーンなど安易な演出も気になるものの

映画として充分堪能できる。☆4つ。

 

事前に「ダンケルク」と「英国王のスピーチ」を見ておくと

イギリスの当時の状況を知らなくても更に楽しめるかと思う。

だけど本当はそれにプラスしてイギリスとナチス・ドイツの

王室まで巻き込んだ関係や歴史を少しでもいいから調べてから観れ

もっとずっと立体的に観られる。

例えば映画に出てきたジョージ6世

(スピーチした国王ね、今のエリザベス女王のお父さんね)

のお兄さんのエドワード8世がどんな人で何したかとか、

チャーチルの政敵として描かれているハリファックスや

前の首相のチェンバレンがナチスとどういう交渉をしてたかとか

知ってた方がちょっとした場面でもキャラが立って楽しめる。

 

しかし、まあタバコの煙だらけの映画だ。

今ならすぐにパワハラと言われる発言も多い。

まさに国の存亡を賭けた戦時中ってことだな。

 

映画のハイライトにもなっていた1940年6月4日の演説の音源がある。

ムニャムニャで何言ってるのか私にはまったくわからない。

でも「We shall never surrender」だけはわかる。

 

https://www.youtube.com/watch?v=MkTw3_PmKtc

 


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