自分がステージに乗るわけでもないのに
前の晩は3時まで眠れず。
こんな昂ぶりの記憶は現役時代にもなく
通しリハが終わったところで
祝い花まで届いてしまったから
緊張はさらに増してうろうろ歩き回っていたようで
「座長はもう少し落ち着こうよ」なんて言われ
開場して満員のお客サマに挨拶してる時も
ふわふわと地に足がつかない。
もう何もできない、あとは祈るのみ 。
劇団「TAKICHI」旗揚げ公演
「五十年目のダンデライオン」
長いような短いような1時間。
もちろん会場に足を運んでくれた方々に
一番感謝しなくてはいけないのだけれど
劇団の素人の役者たちが
豊かなそれぞれのキャリアをかなぐり捨てて
必死に真摯に懸命に演じているサマは
私にとっては感動的だった。
考えてみれば学芸会みたいなこんな遊びを
そこまで本気でやってくれる友人たちがいることが
何と幸せかと、
普段は少し斜めから物事を見るクセのある私も
エンドロールが流れた時は
舞台袖でちょっとウルウルしそうになったりして。
アメリカでは昨日グラミー賞の発表があり
ブルーノ・マーズがいっぱい取った。
https://www.vogue.co.jp/
一方、昨日の青山の舞台で若い女性客ABが
アルツになったおじいちゃんの話をしているシーン、
カフェ「スリジエ」に流れていたBGMが
ブルーノ・マーズの「24Kマジック」だって
気づいたお客さんはそんなにいなかっただろうと思う。
(今年のグラミーはこれじゃないか?)と
一週間前に急きょ差し替えた曲だった ←プチ自慢ね
それ以外にも「焼きまんじゅう」
「ワンハンドレッド・クラブ」「ハニカムズ」など、
台本にさりげなく小ネタを紛れ込ませていたのも、
演出の藤岡さんに言わせれば「脚本家の自己満足」なんだろうが、
それも特権の一つだわい。
そんなわけで今年のグラミー賞に輝いた
ブルーノ・マーズ「24Kマジック」
https://www.youtube.com/watch?
打ち上げの二日酔いのせいもあってか今日は脱力状態。
達成感というより虚無に近い。
音楽も本当はブルーノ・マーズというより
岡本おさみ詞の吉田拓郎「祭りのあと」の方が合うかもしれない。