立秋が過ぎ秋分に向かうこの時期を「処暑」と言う。
昼間は暑くても早朝5時前後の空気は秋に近い。
残暑お見舞いのハガキはめっきり来なくなったし
こちらも出さないし、の一方で
最近「お盆玉」という「夏のお年玉」みたいな
変なものが流行り始めている。
昔、盆で里帰りする奉公人に渡した小遣いのことを
そう呼んでいたらしいが、
最近のはジジババが孫に小づかいを渡す
理由付けにしているだけの話のようだ。
我が家では使わない言葉にしている。
小学3年生の孫は今週が夏休み最終週。
彼の入っている少年野球チームの中で
一番年下のチームDにとって
初の公式試合かつ初めての大会があるということで
ジジババはこっそりと観戦に行ったものだ。
参加は近隣地域の4チームのみとはいえ、
正式な大会だから審判も正式に3人おり
一塁三塁コーチもいればボールボーイ役もいる。
監督、コーチ、親たちは真剣そのもので
ニ盗三盗、犠打バントなどは監督からサインが出る。
想像していた運動会とは違ってた。
孫は初戦に7番ライトで出場し
3打数1安打打点2とまずまず満足していたようだった。
「決勝は3時からです」と言われ
即「じゃあ帰るから頑張れ」と退散したのは暑さのせいだ。
老人は処暑でも炎天下は避けなきゃいけない。
夕方LINEが入って、「優勝した」と。
(そっか、優勝したなら「お盆玉」もいいか)とも瞬間思ったが
いやいやそんな風習を我が家に持ち込んではいけないから
今日から家に泊まりに来る彼には
練習用のスニーカーを買ってあげることにした。
お盆玉より高くつきそうだ。
そろそろこの夏最大の気疲れ&体力疲れの2日間が始まる。