映画「俺たちポップスター」
幼なじみ3人で結成し世界的に人気のヒップホップグループ
「スタイル・ボーイズ」が解散。フロントマンだったコナーの
ソロ・ファーストアルバムが大ヒット。しかし、セカンドアルバ
不評で大コケしワールドツアーも中止に追い込まれてしまう。
よくある音楽ドキュメンタリー映画風に作られた、実はコメディ。
クレジットに"himself"で並ぶ本物の有名人たちの証言、
いわゆるカメオ出演がメチャクチャ多いこともあり、
もしアメリカの音楽事情をまったく知らない人が観たら
一瞬真実のドキュメンタリー映画と間違えるだろう。
エマ・ストーン、ジャスティン・ティンバーレイク、マライア・キャリー
アダム・レヴィーン、ファレル・ウィリアムス、リンゴ・スター、ピンク
他にもこんな風にたくさん登場する。
https://www.youtube.com/watch?
架空の「スタイル・ボーイズ」役を
実在する「ザ・ロンリー・アイランド」が演じ脚本も書いている。
当然業界の内情をよく知っているわけで
マネージャーのこと、ローディのこと、売り上げチャートのこと
アルバムレビューのこと、オープニングアクト起用のこと、
取り巻きイエスマンのこと、音楽祭のことetc..
徹底的に音楽業界を皮肉ってこき下ろした、
いかにも本当にありそうなリアルなボケ満載の、
真面目にふざけてバカやってるコメディで、
ラッパーらしいといえばラッパーらしく一言で言うなら
キャッチフレーズ通りの「壮大なるおふざけ映画」だ。
笑えるんだけど爆笑するほどじゃない。
「ナルホドね」と、そこそこ笑える。
ところが!
実際は映画館のあちこちで爆笑が起きるのだ。
サイトの感想も「下品だけど笑い転げた」「今年一番カッコイイ」
「面白い、大きく公開すべきだ」など軒並み高評価だから
(ホントかよ、そこまでじゃないだろう)の私が
センスの欠如した老人に思えてしまう。相当ヤバイ。
洋楽の情報と知識は他の老人と比べればある方だし
パロディの元ネタもいくつかはわかるんだけど
例えばジャスティン・ビーバー・
もし日本映画にゲス不倫やアイドルグループの解散
新幹線の手繋ぎ議員やyoutubeで旦那の悪口を言う女優
そんなのがパロディで出てきたとしても爆笑はないだろう。
「スティル・クレイジー」とか「スパイナル・タップ」とは比べるまでもない。
「音楽ネタ以外にドタバタもあるので<そこそこ>楽しめる」
くらいにしておこうかと、ここまで書いてきて
一つ忘れちゃいけないことは
「ザ・ロンリー・アイランド」の歌がいいということ。
ほーんとしょうもなく下品なのも多いけど私は曲のおかげで救われた
じゃあ今日はその映画から
「モナリザ」も「ビン・ラディン」も良かったが私はマジなこれだ。
「Equal Rights」ザ・ロンリー・アイランドfeat.ピンク
I was born this way (Straight)
You were born your way (Gay)
Gay or straight, straight or gay, it's all okay (Sure)