スーパースターBOOWYはデビュー35周年だが、
身近な庶民の「藤岡藤巻」は2005年にデビュー以降
「崖の上のポニョ」で紅白にまで出たのに
藤巻が仕事と家庭に忙殺されたため停滞し
藤岡一人で「藤岡藤巻without藤巻」として活動したり
飽きて休んだりしながら今年が12周年になる。
遡って藤岡藤巻の前身の「まりちゃんズ」は
デビューが1974年だから43周年ということになる。
12年と43年、中途半端なこの年に
藤岡藤巻が活動を再開する話が出ている。
再開・復活と言っても単にサボってただけなんだけど。
まりちゃんズ時代は若者の本音を歌ってほとんど放送禁止になり、
藤岡藤巻はダメな中年オヤジの悲哀や妄想を正直に歌いすぎ
レコード会社に歌詞を変更させられた。
そんな藤岡も藤巻も今年は65才、すっかりジジイになった。
65才、定年延長したのにあっという間にそれも終わり
これしかもらえないのかと驚く年金、
親の介護はなんとなく見えてきているが自分の先行きは見えず
家には居場所がなくて図書館に通う日々、
偲ぶ会でしか昔の友人とも会えなくなった。
昨日の厚労省の発表によると日本人の平均寿命は
男性81才、女性87才の世界2位だそうだけど
http://www.nikkei.com/article/
元気に自立して過ごせる男性72才の健康寿命まで
気づけば残りあと7年。
血糖値も血圧も高い、逆流性食道炎が心配だ。
そんな深刻な退職後のテーマを大笑いの毒の歌に昇華してくれるのは
絶対に藤岡藤巻しかいない。
藤岡藤巻は「やすらぎの郷」の石坂浩二みたく若い子と飲みたい
嫌われてもいいからIながきさんみたく下ネタ連発したい。
藤岡は実生活では既に親を看取っているし
藤巻は会社は今年から週に1~2回行くだけでよくなった上に
身の回りがスッキリと、いわゆる「熟年離婚」を語れる身分になった。
そんな2人だからこそ歌える歌があるはずだよと。
千の風になるのはちと早すぎると、
俺たちはとにかく笑いたいんだよと、
ただ2人とも孫の体験がないのが画竜点睛を欠くか?とか
気の置けない友人たちと藤岡の尻を叩きまくりながら飲んだ渋谷。
今日はまず、まりちゃんズのデビュー曲を。
43年経ってもスタンスがまったくブレていないのがエライ。
てか、この22才の時からまったく成長していない。
「ブスにもブスの生き方がある」まりちゃんズ(1974年)
https://www.youtube.com/watch?
中年になって歌ったのがこれ。
「牛乳・トイレットペーパー・海苔」藤岡藤巻(2006年)
https://www.youtube.com/watch?
「レコード会社は?」とか言うから
「そんなものはいらない、全曲youtubeとライブとグッズ」と答えた。
年内には新曲ばかりの2人のステージが見たい。