某月某日都内某所。
つき合いということだけで
内容も趣旨もわけのわからないまま
チャリティ・パーティなるものに参加し
頭につけるカチューシャを買って会場に入る。
フライヤーによるとアート系のアーティストたちが
途上国の子供たちの教育環境をサポートする目的で設立し
今までにカンボジア、ラオス、スリランカなどに図書館をつくり、
東日本大震災ではバスを寄贈したり奨学金を出している。
しっかりした目的でちゃんとやってる組織だが
日常生活がアートとは縁遠いのに加え
私にはどうも外国風のこういうチャリティとかが似合わない。
なんていうのか、もぞもぞと居心地が悪い。
華やかな女性たちとアルマーニが似合いそうな男性たちで
どっちを向いても妙にセレブっぽい雰囲気。
悪い言い方をするなら80年代の六本木、西麻布。
私を誘った人は早々と姿を消す。
(せめて会費分くらいは飲んで帰ろう)
と、セコイ根性を出してシャンパンとワインをあおる。
数人いる友人たちとの会話もDJの音がでかいもので
ん?何かが始まったぞ、と。
40分くらいいたからそろそろ帰ろう。