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Channel: レッツゴー!元日本洋楽研究会
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「太陽」がいっぱい

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おとといウォーカー・ブラザース「太陽はもう輝かない」
を書いてるうちに<太陽>シリーズが浮かんできて
全部聴いてみたくなり、youtubeからまずはこれを聴いた。
「太陽は燃えている」エンゲルベルト・フンパーディンク
(1971年)


この人は「リリース・ミー」「ラストワルツ」などでも知られ
スティーヴィー・ワンダーの「太陽の当たる場所」も歌ってる。
(私も1枚ベストを出した、私にはちょっと暑すぎるかも)

寺内タケシとバニーズ「太陽野郎」(1967年)を探した。
あった。


岩谷時子作詞、いずみたく作曲だったんだー。
初代ジャニーズの「太陽のあいつ」もこのコンビでしょう
青い三角定規「太陽がくれた季節」もいずみたく。
そーいえば、な~んとなく共通したものがある。

ゴールデンハーフ版「太陽の彼方に」(1972年)も聴いた。

映画音楽で「太陽はひとりぼっち」(1962年)コレット・テンピアと
「太陽がいっぱい」フィルム・シンフォニック・オーケストラ(1960年)
を聴いた。


前にも書いたように両方ともサントラじゃなく和製洋楽だから
いわばこの大ヒットは日本版レッキング・クルーってわけだ。

映画「太陽の下の18才」は主演のカトリーヌ・スパークが可愛かった


メイン・テーマはジミー・フォンタナの「ツイストNo9」だが
B面の「サンライト・ツイスト」の方がヒットした。
オリジナル・タイトルは「ゴーカート・ツイスト」で
邦題が「サンライト・ツイスト」ジャンニ・モランディ(1963年)


だからこの曲を日本人がカバーして歌うと
曲名が「サンライト・ツイスト」だったり「ゴーカートツイスト」だったりする。
例えば伊藤アイコは「サンライト・ツイスト」(訳詞;水島哲)


でも木の実ナナの「ゴーカート・ツイスト」の方がヒットした
(訳詞;あらかわひろし)

後にこっちのバージョンの歌詞で安西マリアがリバイバルさせる。
安西マリアは「涙の太陽」(1973年)がデビュー曲だ。
ギーラギーラ太陽が燃えるように♪


強烈な印象だった彼女は残念ながら2年前に亡くなった

この「涙の太陽」を最初に歌ったのが
「涙の太陽」エミー・ジャクソン(1965年)


英題「Crying In A Sun」、作詞R.H.Rivers。
実はR.H.Riversという人は湯川れい子さんで
この曲が作詞家デビューでもある。
訳詞は湯川れい子とあるから一人二役だったわけだ。

湯川れい子さんの
<生誕80年、音楽評論家生活55年、作詞家生活50年>
を祝う会が来週ある。

最初にお会いしてから34年経つ。
このところまた、私にとっての先生とお目にかかる機会が多いが
いつまでも太陽みたいに華やかで輝いてる人だ。
いやいや、決してお世辞ではなく。

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